「えっ、アヒルちゃんに漆を塗ったの?」
そう思われた方も多いかもしれません🦆✨
今回は、余っていた**赤メタリック漆(メタリック塗装)**を使って、
可愛いアヒルちゃんのオブジェを再塗装してみました。
伝統工芸の若狭塗で使われる漆に、現代的なメタリックの輝きを加えることで、
まるで金属のように輝く、唯一無二の“アートアヒル”が誕生!
この記事では、
🔸 メタリック塗装の特徴と魅力
🔸 アヒルちゃんを漆で再塗装するプロセス
🔸 加福漆器店と若狭工房による“伝統×遊び心”の取り組み
を中心に、伝統工芸をもっと身近に楽しむ方法を紹介します🎨
📘 この記事でわかること
1️⃣ メタリック塗装とは?伝統工芸に輝きを加える新しい技法
金属的な光沢を生み出すメタリック塗料の仕組みと、漆との相性をわかりやすく解説します。
2️⃣ 赤メタリック漆を使ったアヒルの再塗装プロセス
職人がどのように表面処理・塗り・研ぎ出しを行い、深い艶と立体感を引き出すのかを紹介します。
3️⃣ 加福漆器店と若狭工房の挑戦|伝統と現代デザインの融合
400年の歴史を持つ若狭塗に、メタリック塗装という新しい価値を吹き込む試みをお伝えします。
🦆はじめに|赤メタリック漆でアヒルちゃんを再塗装してみた!

「えっ、アヒルちゃんに漆!?」と思う方もいるかもしれません😆
今回のテーマは、ちょっとユニークな実験。
余っていた赤メタリック漆を使って、木製のアヒルちゃんオブジェを再塗装してみました。

美しい模様の反面、納期もかかります
伝統工芸で使われる漆に、メタリック塗装という現代的な輝きをプラスすることで、
まるで金属のように光る「モダン×キュート」な作品が誕生✨
この記事では、その再塗装の過程や技法、
そして若狭塗の職人たちが挑む“伝統と遊び心の融合”について紹介します。
🎨メタリック塗装とは?伝統工芸に輝きを加える新しい技術

💎メタリック塗装の特徴と魅力
結論から言うと、メタリック塗装とは金属粉やパール顔料を混ぜて光を反射させる塗装技法です。
この塗装は、光の角度によって色の見え方が変わり、まるで金属のような奥行きと輝きを生み出します✨
自動車のボディや家具など、さまざまな分野で使われる人気の塗装方法です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 💡 質感 | 金属のような重厚感と高級感を再現 |
| 🌈 色変化 | 光の角度で見え方が変わる立体感 |
| 🖌️ 応用性 | 漆器・木工・インテリアなど多分野で活用 |
| 🧭 耐久性 | 仕上がりが丈夫で長持ちしやすい |
伝統工芸の世界でも、この技術を取り入れることで、
「古さ」ではなく「新しさ」を表現できるようになりました。
漆とメタリック塗装の組み合わせは、まさに伝統と現代の橋渡しですね。
🪵漆とメタリック塗装の相性
漆とメタリック塗装は、驚くほど相性がいいんです!
理由は、どちらも“光沢”と“層の深み”を重ねて美しさを作る技法だから。
漆のしっとりとした艶の上に、メタリックの反射光が重なると、
落ち着きの中に華やかさが生まれます。
「漆の静」「メタリックの動」、この対比が絶妙なんですね✨
| 組み合わせ | 印象 |
|---|---|
| 漆 × 赤メタリック | 柔らかくも華やかな輝き |
| 漆 × 金メタリック | 伝統的で格調高い印象 |
| 漆 × 銀メタリック | スタイリッシュでモダン |
🪶赤メタリック漆でアヒルちゃんを再塗装するプロセス

① 表面処理と下地づくり
最初の工程は、アヒルちゃんの表面を整える作業です。
古い塗装や汚れを軽く削り、滑らかにしてから漆がしっかり密着するよう下地をつくります。
この段階で丁寧に仕上げると、後の発色と艶が格段に違うんです。
まさに、仕上がりの8割は下地で決まるといっても過言ではありません。
② 赤メタリック漆を塗る工程
下地が完成したら、いよいよ赤メタリック漆を塗っていきます。
漆は湿度管理が命。
乾燥室でじっくりと時間をかけて乾かし、1層塗るたびに研磨を行います。
この「塗って→乾かして→磨く」を何度も繰り返すことで、
深みのある色艶と光沢が生まれます。
層の重なりによって、赤メタリック特有の立体的な輝きが生まれるんですね🌈
③ 研ぎ出しと仕上げ
最後に、表面を研ぎ出して金属的な反射を引き出します。
ここで強く磨きすぎると“漆の柔らかい表情”が失われてしまうので、
光を残しつつも自然な艶を保つように調整します。
手作業で磨かれたアヒルちゃんは、まるで宝石のようにキラキラ✨
完成した姿は、金属でもプラスチックでもない唯一無二の存在感。
漆の温かみとメタリックの冷たさが絶妙に混ざり合う瞬間です。
🏺若狭塗の伝統を活かした“遊び心のある工芸”

若狭塗の特徴
- 美しい色合いと光沢:何度も塗り重ねた漆の奥から浮かび上がる光沢が美しい。
- 手に馴染むデザイン:軽くて使いやすく、日常使いにぴったりな形状が魅力です。
- 高い耐久性:漆器は長く使えることが特徴で、手に馴染みやすい。
🎎伝統を守りながら新しいデザインを生み出す
今回のアヒルちゃん再塗装のように、
若狭塗の職人たちは“伝統を守りながら、新しい形で楽しむ工芸”にも挑戦しています。
それは「伝統工芸=格式高い」ではなく、
「伝統工芸=自由で楽しいもの」という意識の変化でもあります。
加福漆器店や若狭工房では、赤メタリック漆のような現代的な素材を積極的に導入。
新しいデザインの漆作品を次々と生み出しています。
まさに、“伝統とポップカルチャーの融合”ですね🎨
🏡日常に取り入れられるアート
今回のようなアヒルちゃんの再塗装は、
実は「伝統工芸を日常に取り入れる」第一歩でもあります。
棚に飾ったり、デスクの上に置くだけで、空間がぱっと明るくなる。
そんな“暮らしの中の工芸”こそ、これからの時代に求められる形です🌿
| 活用シーン | おすすめポイント |
|---|---|
| インテリア | 部屋に彩りと温かみをプラス |
| ギフト | 一点もののオリジナル作品として喜ばれる |
| 展示・販売 | 若狭塗の技術を現代風にアピールできる |
🌈メタリック塗料がもたらす新しい価値
♻️再塗装で生まれる“持続する美しさ”
漆器や木工は、再塗装をすることで何度でも蘇るサステナブルな素材です。
赤メタリック漆を使えば、再塗装のたびに新しい輝きを楽しむことができます。
傷や古びた部分を“リメイク”として蘇らせるのも、今の時代にぴったりの考え方。
まさに「直す」ではなく「進化させる」発想ですね。
👩🎨若い世代にも届く“伝統+モダン”の美
赤メタリック漆のような現代的な輝きは、SNSでも映えると人気です📸
可愛いアヒルちゃんがキラッと光る姿は、
伝統工芸を身近に感じさせるきっかけになります。
「伝統=古い」ではなく、「伝統=かっこいい・かわいい」という価値観を発信することが大切ですね。
🎁アート作品としての“漆アヒルちゃん”
💖作品・ギフトとしての価値
赤メタリック漆のアヒルちゃんは、単なる置物ではなくアート作品です。
一点ずつ手作業で仕上げられるため、すべてが世界にひとつだけの表情を持ちます。
友人へのプレゼントや店舗ディスプレイとしてもおすすめ。
見るたびに、手仕事の温もりと光のきらめきを感じられます✨
🕊️長く愛される“想いを繋ぐ作品”
漆の魅力は、塗り直すことで長く使えること。
つまり、一度完成して終わりではなく、手を加えながら育てていく作品なんです。
年月とともに艶が増し、少しずつ風合いが変わっていく。
アヒルちゃんが、時と共に思い出を刻む存在になるのは素敵ですね。
❓Q&A|赤メタリック漆×アヒルちゃん再塗装について
🟢Q1:なぜアヒルちゃんに赤メタリック漆を塗ったのですか?
🟡A:
きっかけは「漆とメタリック塗装の相性を試してみたい」という好奇心でした🦆✨
伝統的な漆塗りの技法を、日常の小さなオブジェで実験することで、
より身近に“漆の美しさ”を感じてもらいたかったんです。
アヒルちゃんの丸いフォルムが、光沢の反射をきれいに見せてくれました。
🟢Q2:メタリック塗装はどんな漆でもできますか?
🟡A:
基本的には、顔料を混ぜて作るタイプの漆であれば可能です🎨
ただし、メタリック成分を均一に混ぜるには、
下地処理や湿度管理など“通常よりも繊細な工程”が必要です。
職人の経験と感覚が仕上がりを左右しますね。
🟢Q3:赤メタリック漆の光沢はどのくらい長持ちしますか?
🟡A:
漆はもともと非常に耐久性の高い天然素材です。
正しく乾燥させれば、10年以上その艶を保つことも可能です✨
また、**再塗装(リコーティング)**することで輝きを蘇らせることもできるため、
“長く育てるアート”として楽しめます。
🟢Q4:同じように自分でも漆で塗装できますか?
🟡A:
初心者でも可能ですが、注意が必要です⚠️
漆はかぶれやすいため、ゴム手袋・マスクを着用し、換気を徹底しましょう。
また、乾燥には湿度70〜80%の環境が必要なので、
初めは「うるし絵キット」や「練習用漆セット」で小さな作品から始めるのがおすすめです。
🟢Q5:なぜ“赤メタリック”という色を選んだのですか?
🟡A:
赤は漆の中でも特に発色がよく、**“情熱”と“縁起の良さ”**を象徴する色だからです❤️
メタリックの輝きが加わることで、炎のような力強さと、
可愛らしさを併せ持つ仕上がりになりました。
伝統と遊び心、両方を感じさせる絶妙なバランスですね。
🪞まとめ|メタリック塗装で広がる“遊び心ある伝統工芸”の世界
赤メタリック漆を使ったアヒルちゃんの再塗装は、
伝統工芸の技を遊び心と共に現代へつなぐ、新しい挑戦でした。
漆の温かみとメタリックの輝きが調和し、唯一無二の存在感を放ちます。
加福漆器店や若狭工房のように、伝統を守りながら進化する姿勢が、
次の世代へ“使いたくなる工芸”を生み出していくんですね✨
👉 あなたも身近なアイテムに漆を取り入れて、伝統とモダンの輝きを楽しんでみませんか?
私たち加福漆器店と若狭工房では、若狭塗箸をはじめとした伝統工芸品をもっと身近に感じてもらえる商品づくりに挑戦しています。
伝統工芸品と聞くと、高級で特別な場面でしか使えないイメージがあるかもしれません。
しかし、私たちは、若狭塗箸を日常の中に取り入れてもらえるよう、現代的なデザインや色使いを取り入れながら製作しています。
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